展示会ブースで流す動画の作り方|無音でも伝わるコツ
2026/09/08
展示会のブースの前を、来場者が足を止めずに通り過ぎていく。マイクの声も呼び込みの声も、隣のブースの音と混ざって届かない。
展示会のブースで動画を流すと決めたとき、最初にぶつかるのがこの壁です。会場は音が聞こえにくい場所です。無音のまま流れても、足を止めてもらえる動画をどう作ればいいのか。展示会用の動画を撮影・編集している立場から、作り方をまとめます。
■ 音がなくても、何が写れば足が止まるか
展示会場は、来場者が一瞬で「見るか通り過ぎるか」を決める場所です。きれいな映像より、動きのある映像のほうが、視界の端でも気づいてもらえます。
足を止めてもらいやすいのは、次のような映像です。
・手や機械が動いている作業風景(完成品だけより、動いている途中のほうが目を引きます)
・製品の変化がわかるカット(色や形が変わる、といったビフォーアフター)
・人の表情(驚く・笑う・作業に集中する顔)
・画面いっぱいの大きな文字(音を消していても、文字だけで内容が伝わるようにします)
逆に、社長の挨拶や説明だけの映像は、音が届かない会場では伝わりにくくなります。
■ 何秒に何が起きているか
ブースの動画は、来場者が数秒だけ目を向ける前提で組み立てます。15秒から30秒ほどでループさせる作りが多いです。
・0〜2秒:何を作っている会社かが、映像と大きな文字だけでわかるカット
・2〜10秒:作業や製品の変化。動きのあるところを見せます
・10〜20秒:完成した製品や、使われている場面
・最後:社名とブースの案内(この先で実物を見られます、といった一言)
ループの最初と最後がなめらかにつながっていると、通りかかった人がどこから見ても内容がわかります。
■ 自分でもできる4つ
機材をそろえる前に、効くことが4つあります。
1. 画面いっぱいの文字を入れる。音を消して見る前提で、文字だけで意味が伝わるようにします
2. 動きのあるカットを冒頭に置く。静止した写真だけでは、視界の端で気づいてもらえません
3. 15秒から30秒でループさせる。長い映像は、途中から見た人に伝わりません
4. 社名とブースの案内を、最後に大きく出す。足を止めた後、どこに行けばいいかを示します
■ 頼むと変わる所
上の4つは、慣れれば自分たちでもできます。ただ、展示会当日までに時間が限られている中で、企画から編集まで一人でこなすのは負担が大きい作業です。
外部に頼んで変わるのは、主にこの3つです。
構成を決める手間。何を、どの順番で見せると足が止まるかは、撮る前の組み立てで決まります。
ループ編集の手間。継ぎ目がわからないように前後をつなげる作業は、通常の動画編集とは少し勝手が違います。
会場での撮影と、事前の製品撮影の両方を頼めること。会場では動いている様子を、碧南市の自社スタジオでは天候に左右されずに製品だけのカットを撮っておく、という組み合わせもできます。
会社紹介動画としてのご依頼になるため、料金は内容によって個別のお見積りです。まずはブースでどれくらいの時間、どんな製品を見せたいかを教えてください。
■ 展示会で使うなら
西三河には自動車関連の製造業や部品メーカーが多く、名古屋のポートメッセなごや(愛知県国際展示場)で開かれる展示会に出展する会社を見かけます。ブースの並ぶ会場は照明も音響も他社と共有のため、自社だけの見せ方を作るのが難しい環境です。
広い会場ほど、離れた場所からでも気づいてもらえる映像が必要になります。文字を大きくする、動きを強めに見せる、といった調整は、会場の広さに合わせて変えたほうが効果的です。
事前に製品だけのカットを碧南市の自社スタジオで撮っておくと、会場での撮影時間を短くできます。展示会の準備期間は他の作業と重なりやすいため、撮る場所を分けておくと当日の負担が減ります。
■ よくある質問
◆ 動画は展示会のたびに作り直す必要がありますか?
内容によります。製品や会社紹介の部分は使い回せることが多く、新製品の紹介部分だけ追加する、という進め方もできます。
◆ 音声やナレーションは入れなくていいですか?
会場では聞こえないことが多いため、文字と映像だけで伝わる作りをおすすめしています。音声を聞かせたい場合は、来場者がイヤホンで聞ける形にするなど、別の工夫が必要です。
◆ すでにある会社紹介動画を、ブース用に短くできますか?
できます。ただし説明の長い映像は、ループ用に短く切ると意味が通じにくくなることがあります。素材を見てご相談します。
◆ 展示会当日の撮影だけを頼むこともできますか?
はい、当日の撮影だけのご依頼も承っています。事前に製品だけのカットを撮っておきたい場合は、あわせてご相談ください。
■ 覚えて帰ってほしいこと
・展示会場は音が届きにくいため、文字と動きだけで伝わる作りが必要です
・15秒から30秒でループさせ、最初の2秒で何の会社かわかるようにします
・自分たちでもできるのは「大きな文字・冒頭の動き・短いループ・最後の案内」の4つです
・頼むと変わるのは、構成を決める手間とループ編集の手間です
展示会の日程が決まっている方は、まずどんな製品をどれくらいの時間見せたいかを教えてください。お問い合わせからご連絡いただけます。会社紹介動画については会社紹介動画のページにもまとめています。過去の撮影の様子はギャラリーでご覧いただけます。
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「何から決めればいいか分からない」という段階のご相談で構いません。
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